【終了】「侍-日本の至宝展」、メキシコにて開催中!(NIC NEWS9月号より)

2012年08月31日

名古屋市ではメキシコ市との姉妹都市提携35周年を記念して、様々な交流事業を行っております。今回はメキシコ市で開催中の侍展を名古屋市博物館学芸員の津田卓子さんにレポートしていただきます。

「侍(さむらい)-日本(にほん)の至宝展(しほうてん)」、メキシコにて開催中!
名古屋市博物館学芸員 津田卓子

梢(こずえ)から梢(こずえ)へ叭々(はは)鳥(ちょう)が鳴き渡り、リスが駆け回る。そんな緑豊かな公園の一角に世界最高峰の設備を誇るメキシコ国立人類学博物館(通称MNA)があります。毎日、家族連れや世界中から集まった観光客が列をなして入館を待っています。日本でいえば、上野にある東京国立博物館の環境にとてもよく似ています。そして今夏、光栄にもこの最高の環境において、名古屋の宝をメキシコの皆さんに紹介する機会を得ることができました。「Samurai: tesoros de Japón」(「侍-日本の至宝展」)の開催です。この展覧会は平成24年7月26日から10月21日までMNAの特別展示室で開催されるもので、全て名古屋市博物館の所蔵品により構成されています。戦国時代の侍の姿、そして徳川家康によって築城された名古屋城、名古屋の豊かな文化と尾張藩士が制作した芸術作品などを紹介する185件の作品が会場に並んでいます。
ところで、実は私は、メキシコで滞在しているホテルでこの文章を書いているところです。連日MNAに通って作品を飾る作業を続けているのですが、作品の魅力をメキシコの皆さんに理解していただくためにどう飾るか、メキシコ側関係者と1点ずつ、真剣に話し合いを行っています。感覚の違いにびっくりすることもある一方で、なるほど、と感心することも多くあります。彼らは彼らで私たちが持参した展示具や和紙に大変興味を示しています。また作品を飾るたびに、彼らから「¡Bonito!」(美しい!)というため息が漏れ、模造の鎧(よろい)や金鯱の前では早速、記念撮影会が始まりました。その姿を目の当たりにすると、作品の持つ力が万国共通であることを実感せざるを得ません。
今現在も、こうして博物館員同士の交流が日々行われているのですが、折しも今年は名古屋市とメキシコ市が姉妹都市提携を締結して35周年という記念すべき時節にあたります。彼らの反応を見ると、この侍展がメキシコの皆さんに、名古屋をより一層深く知って頂く絶好のチャンスとなることは間違いないと確信しています。

 

開会式にて
開会式にて
 
展示手法についての意見交換
展示手法についての意見交換
                                       

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