中国茶の魅力(NIC NEWS8月号より)

2013年08月01日

今年は名古屋・南京友好都市提携35周年の記念の年です。「姉妹友好都市の広場」では、中国・南京にちなんだ話題を取り上げていきます。今回は、中国茶についてです。愛知大学非常勤講師、愛知淑徳大学等で中国茶講座を担当されている室川健一(むろかわ けんいち)氏にお話を伺いました。

茶仙美流(ちゃせんびりゅう) 主宰 室川 健一(むろかわ けんいち)

○お茶との出会い
会社員時代の生活は、「オン」と「オフ」のスイッチをうまく切り替えることができないまま、日々を過ごしていました。「こころが心地よく居られる場所」を求め、茶道教室の門を叩きました。それからというもの、「もてなす側」と「もてなされる側」の「絶妙な間」を作り出す「茶の湯の世界」に惹かれていき、心を癒す不思議な感覚に魅せられ、気がつけばお茶が日常の中に溶け込んでいきました。
○中国茶との出会い
それから間もなく中国を訪れた際に「中国茶文化」に触れました。大陸ならではの大らかさから「もてなしの心」を発見し、日本の「茶の湯」との共通項を見出しました。必要最低限のルールに沿い自由自在に楽しむという、あるようでない制約が、どこか心地よく、安心感を覚えました。
日本茶は、どちらかといえば味わいを、中国茶は香りを重視して作られています。中国茶で使用する、香りを楽しむためだけに作られた茶器「聞香杯(もんこうはい)」からは、馥郁(ふくいく)たる(※)香りが広がります。五感で味わいつつ、相手と自分と向き合いながら、心の中を整理することができるのです。
(※)よい香りがただよっているさま。
○中国茶について
中国茶は製造工程の違いにより、6分類(緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶)に分けることができます。味や香りはもちろんのこと、お茶に含まれる成分によって健康効果もさまざまです。
中国茶の楽しみ方は、現在、最も普及しているのが、工夫茶(功夫茶)といわれる茶芸です。もともと明から清代の福建省で生まれ、半発酵茶である烏龍茶を淹れる手法として発達してきたといわれています。
お茶でほっと一息つくための「味わい」、「香り」がぎゅっと凝縮されたひと時を、五感で味わう究極の楽しみ方といえるのかも知れません。
 機会を見つけて、楽しんでみませんか?

0801 室川先生
(室川 健一氏)

                  
0801 茶器
(中国茶器)

<< 前の記事 | 次の記事 >>

▼年別アーカイブ

  • 入会案内
  • 活動報告

名古屋姉妹友好都市協会
〒460-8508 名古屋市中区三の丸三丁目1-1 名古屋市観光文化交流局観光交流部国際交流課内
TEL:(052)972-3063 FAX:(052)972-4200
E-mail:info@nsca.gr.jp

↑