中国のお月見「中秋節」(NIC NEWS 9月号より)

2013年09月03日

今年は名古屋・南京友好都市提携35周年の記念の年です。「姉妹友好都市の広場」では、中国・南京にちなんだ話題を取り上げていきます。今回は、中国のお月見「中秋節」についてです。

名古屋市国際交流課渉外事務協力員 仁部 有香(にべ ゆか)

9月19日(旧暦の8月15日)は十五夜のお月見です。
日本では、すすきを飾ってお月見団子を盛り、月を眺めるのが一般的ですが、中国のお月見は日本とは少し違います。中国のお月見のお祝いについてご紹介します。

中国のお月見は、中秋節と呼ばれています。月が丸いことを家族円満とかけ、家族や親しい友人などが集まりお祝いをします。一家団らんの大切なお祝いとして、中秋節は中国人にとってとても大きなイベントのひとつとなっています。
一家団らんの象徴である丸くかたどった月餅(げっぺい)、ハスの花の形に切った西瓜(すいか)を供え一年で一番美しいとされる中秋の名月を拝みながら、月餅を食べるのが昔からの慣わしです。
この月餅は、中秋節にはなくてはならないもので、日本でいうお中元・お歳暮のように日ごろお世話になっている方々に月餅を贈る習慣があります。この時期になると、毎年月餅商戦が始まり、月餅を買い求める人で街は混雑します。
月餅の種類は多種多様で、大きさや材料、中に詰める餡は中国各地で異なります。
一番代表的なものは、広東式の月餅です。広東式月餅の表面は、木型で抜き取りきつね色に焼いたもので、皮は薄めです。中身の餡は様々で、なかでも、塩漬けしたアヒルの卵が入っているものが人気です。他にも小豆餡、ハスの実の餡やナツメ餡など様々な餡の月餅があります。蘇州式の月餅は、皮がパイ生地のようになっていて、中の餡は他の地方の月餅に比べ甘めです。その他の地方でも、その地方特有の月餅があります。近年では、新しい月餅も増えており、フカヒレ、燕(つばめ)の巣、金華ハム、大連ならではのナマコ、アワビといった高級食材を使ったものやチョコ月餅、アイス月餅、健康志向をターゲットにした無糖月餅などと新しい月餅も増えてきています。
名古屋に留学をしている私の中国人の親友は、中秋節の日に必ず月を眺めるそうです。毎年この日になると、中国にいる家族のことを思い出し少し寂しい気持ちになるといいます。それほど、中秋節の日は中国の人にとって家族団欒の大事な日となっているのではないかと思います。
日本では十五夜に家族が集まって月を眺めながらお団子を食べる風習は徐々に薄れつつある気がします。この機会に今年の十五夜はぜひ家族と一緒に過ごしてみてはどうでしょうか。

 
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