中国のお正月(春節) (NIC NEWS1月号より)

2014年01月09日

今月は、平成25年10月になごや留学生フレンドシップ事業親善大使に任命された、中国・天津市出身の岳夏娃(がくかあい)さんに、中国のお正月のお話を伺いました。


なごや留学生フレンドシップ事業親善大使 岳夏娃(がくかあい)


 春節は中国において最も重要な祝日で、家族団らんの日です。旧暦12月30日(※旧暦2013年12月30日は新暦2014年1月30日にあたる)の大晦日の前日から各家庭で大掃除をして、年越しの準備を始めます。大晦日に家族が集まり、工夫をこらした年越し料理を食べたり、中央テレビで放送している春節宴会(日本の紅白歌合戦と似ている番組)を見たり、爆竹を鳴らしたり、一晩寝ることなく新年を迎えます。

 食事の後、子供たちは年長者からお年玉をもらいます。お年玉を入れる袋の赤色は、幸運、幸福、愉快などの「吉」を象徴しています。お年玉の中国語の名前は「圧歳銭(ヤスイゼン)」です。「歳」は「祟(スイ)」(中国語では鬼、悪魔を意味する)と同音です。悪魔を追い払う意味を持っているため、「圧歳銭」をもらった子供たちがこの年を無事に過ごせるようにという願いが含まれています。

 大晦日の翌日から15日までは正月行事を行います。大晦日の翌日すなわち旧正月の1月1日には、年始回り「拝年(バイニェン)」を行います。親戚、知人、お世話になった人などの家を訪問し、用意したお年玉と手土産を渡します。正月最後の日(旧正月1月15日)は「元宵節(げんしょうせつ)」です。その日には、一家で「元宵団子(げんしょうだんご)」を食べます。これには、家族団らんの意味が含まれています。それ以外に「元宵灯節(げんしょうとうせつ)」も行います。これは、みんなが家から出て様々な美しい提灯を鑑賞するものです。

 地域によって、春節の過ごし方が少し変わります。たとえば、南京では、旧正月1月4日には福の神(財福の神様)を祀ります。「元宵灯節」の時間も1月8日から1月18日と一番長いです。


 近年、中国の経済の発展と生活習慣の変化に伴って、春節の過ごし方も次第に変化しています。しかし、この祝日は中国人の心の中でより大切になりつつあります。心身ともゆとりのない生活を送っている中国人にとって、春節は家族団らんの心温まる特別な存在です。

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岳夏娃さん

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